マンガ学科
漫画家になるには
2024/1/12
漫画家の仕事とは
独自の世界を表現し、絵で人々を魅了するエンターテイナー
漫画家の仕事は、主に漫画を描き、漫画雑誌やwebサイト・アプリなどで読み切りや連載を掲載することです。最近はSNSや電子書籍サイトで出版社などを通さず個人で連載を行う漫画家も増えています。
漫画を制作するために「キャラクターデザイン」「ストーリー作成」「ネーム(コマ割りや配置などの大まかな下書き)」「作画・ペン入れ」「(アナログの場合)トーン貼り」「(表紙などの)カラーイラスト」といった工程があります。有名漫画家や連載を行っている人であれば、アシスタントを雇って背景などを任せる場合もありますが、そのほとんどを1人で仕上げる必要があります。
ただし、ストーリーやネームと作画を分けて描かれている漫画もありますし、最近増えてきている「webtoon」などはストーリー・キャラクター作画・背景・着色など分担作業で制作されているものも多くあり、自分の得意な作業で漫画家として活躍することも可能となってきました。
漫画家の年収はどのくらい?
漫画家の年収は、実力や人気度によって大きく異なります。作品を発表する出版社や媒体でも大きく変わり、1作品あたりの原稿料もあれば、1ページあたりであったりweb掲載であれば作品が読まれた人数によって変わることもあります。
一部の有名な漫画家は数百万円以上の収入を得ていますが、デビュー間もない場合は数十万円程度となることが一般的です。また、漫画家には印税制度があり、単行本などの売上に応じて報酬が支払われるため、作品の人気度や売上が収入に大きく影響します。
漫画家になるには
1.コンテストなど漫画賞に応募する
出版社などが開催するコンテストや新人賞などに応募し、入賞を目指します。賞によってはデビューが確約されているものもあり、一気にデビューできる可能性が開けます。
入賞できなくても、審査員や編集者から評価やアドバイスを受けられることも多いので、どのように改善すればいいかが分かり今後に繋がります。
2.出版社に持ち込みをする
出版社やプロダクションによっては持ち込みを受け付けている会社もあります。
訪問の予約が必要だったりすぐにデビューできるというわけではありませんが、編集者からアドバイスをもらえたり、担当がついてデビューに向けて作品作りをサポートしてもらうことができます。
3.SNSなどで作品を投稿する
SNSが活発な現在、個人のアカウントで作品を発表している人も多くいますが、バズる(人気が出る)と雑誌や漫画アプリでの連載や単行本化もありえます。
デビューするための道は多くありますが、そのためには人々を魅了する作品を創る必要があります。魅了するポイントはストーリーの内容であったり絵の表現であったり様々ですが、ストーリーの組み立て方や作画技術といったスキル面は専門学校や大学などで学ぶことができます。
専門学校のカリキュラムでは、画材やパソコンの基礎的な操作方法からネームなどの作り方、表現方法などをプロの講師から学ぶことができます。
他にも出版社の編集者が学校にやってきて持ち込みと同じように作品の評価を行う出張編集や学校独自のデビューコンテストなどを開催しているので、デビューに向けてのサポートが充実しています。
漫画家になるために必要な資格はある?
漫画家には特別な資格は必要ありません。
しかし表現の幅を広げるために、色彩検定などの資格を取得してみるのもおすすめです。
- 色彩検定(公的資格)
- 色彩士検定
- Illustrator®クリエイター能力認定試験
- Photoshop®クリエイター能力認定試験
- CGクリエイター検定
漫画家に向いているのはどんな人?
まず独特の世界観を生み出せる想像力が豊かな人です。オリジナリティ溢れるストーリーや表現をするために重要な要素です。
連載作品を担当していると締切までに作品を描く必要があったり長時間机に座り続けるため、体力も必要となってきます。
また、デビューできるまで多くの作品を生み出し続ける情熱や努力も重要です。
漫画家になるにはこの学科!
受賞・デビューを叶えた卒業生も多くいるKDGのマンガ学科。その理由は出版社・編集部との強いパイプラインがあるから!現役の編集者が来校して評価やアドバイスがもらえる出張編集部の他、実際に東京の出版社への持ち込みを行う研修も実施。
作品を創り上げるためのスキルや表現方法をしっかりと学べるカリキュラムはもちろん、それらを教えてくれる講師陣は現役のイラストレーター。デビューに向けてしっかりとサポートしていきます。
漫画家に関連する仕事
- 漫画原作者
- 小説家
- 絵本作家
- イラストレーター
- キャラクターデザイナー