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イラストレーション学科

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絵本作家になるには?

2024/09/12

絵本作家の仕事とは?

言葉とイラストで、子どもの心に夢と感動を届ける


絵本作家の仕事イメージ

子どもの頃に読んだ絵本が、大人になった今でも忘れられない、当時の記憶や挿絵とともに、いつまでも心の中にあるーーー。
小さい頃の大切な絵本の記憶がある、そんな人も多いのではないでしょうか。絵本は子どもの感性や想像力を育み、言葉や概念を学ぶ最初の教材にもなります。
そんな絵本の物語やイラストの作成などに関わるのが絵本作家。子どもの気持ちに寄り添ったり、夢と冒険の世界へと導いたり、ことばのおもしろさを伝えたり…。小説などを書く作家とはまた違った視点が必要な絵本作家という仕事。自分の世界観を持ちつつ、子どもたちの反応にも敏感でいることが、よりよい絵本を生み出すカギとなります。

絵本作家になるには?

絵本作家は会社員のように企業に所属して給与を受け取るといった働き方ではなく、漫画家のようにデビューやコンテストを受賞し実際に本を出版してなることがほとんどです。
まずは絵本を作るための知識やスキルが必要となってきます。独学で学ぶ他、専門学校や大学のイラスト系学科でイラストの書き方や物語の作り方に関する知識を学びます。
ストーリーのみを考え、イラストは他の人が担当している絵本作家もいますが、多くの場合ストーリーもイラストも1人で考え創ることが多いです。そのため、ただ単に絵を描くスキルを鍛えるだけでなく、読者を引き込むテキストの構築方法も必要です。こういったところも漫画家と少し似ているかもしれません。
絵本を作れるようになれば、出版社に持ち込みを行ったりコンクールに応募をして自分の作品をアピールしていきます。そして編集者の目に止まったり受賞することによって絵本作家としてデビューすることになります。
専門学校の場合、出版社や編集プロダクションとの繋がりがある場合が多く、独学や他の仕事をしながら持ち込みをするよりも、よりチャンスの機会が多いです。また、デビューできるまではイラストレーターなど絵に関する仕事についている方がイラストスキルを磨けるので、まずは就職を目指す人にもいいでしょう。


絵本作家になる経路

絵本作家になるために資格は必要?

絵本作家に資格は必要ありません。
ただし自分のイラストスキルや色彩感覚を磨くためにイラストソフトの検定や色彩検定などの取得を目指すのもいいでしょう。

・色彩検定(公的資格)
・色彩士検定
・Illustrator®クリエイター能力認定試験
・Photoshop®クリエイター能力認定試験
・CGクリエイター検定

絵本作家の年収はどのくらい?

絵本作家の年収は、作品の知名度や出版社からの印税、原画の販売などによって大きく異なります。一般的に、絵本作家の年収には以下のような傾向があります。
新人(デビュー1~5年目):100万円~300万円
中堅(デビュー6~15年目):300万円~500万円
ベテラン(デビュー16年目以上):500万円~1,000万円以上
ただし、これは一般的な傾向であり、個人差が非常に大きいのが特徴です。ベストセラー作品を生み出した絵本作家は、印税収入だけで1,000万円以上の年収を得ることもあります。
また、絵本作家の多くは、絵本制作以外にも、イラストレーターとして雑誌や広告の仕事を請け負ったり、絵本教室を開いたりと、複数の収入源を持つことが一般的です。安定した収入を得るためには、多方面で活躍することが求められる職業と言えるでしょう。

絵本作家に向いているのはどんな人?

・絵を描くことが好きな人
・子どもの子どもの気持ちを理解できる人
・想像力が豊かで、オリジナルのストーリーを生み出せる人
・言葉に対する感受性が高く、美しい文章が書ける人

絵本作家になるにはこの学科!


福岡デザイナー・アカデミー イラストレーション学科

幅広い表現方法を身につけた絵本作家を目指す

福岡デザイナー・アカデミーのイラストレーション学科では、デジタル・アナログなどさまざまな表現方法を学べる他、産学連携などによる実際の仕事を請け負う実習によって実践力を磨いていきます。
また「クロスオーバー・フライデー」により姉妹校・他学科の授業が選択できるので、イラストだけではなく絵本作成に役立つ知識や技術を身につけることも可能です。

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