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フィギュアデザイン学科

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原型師になるには

2024/06/21

原型師の仕事とは?

平面の絵を、立体の形に。人気のフィギュアやおもちゃを作る!


原型師の仕事イメージ

日本のカルチャーとして世界中で人気がある漫画やアニメ。
それらの作品を楽しむことに加え、キャラクターグッズの人気も年々高まっています。中でもフィギュアやおもちゃ、模型は、国内・海外ユーザーからの購入が多く、大人向けのキャラクターフィギュアから、子ども向けの動物や恐竜のフィギュア、着替えなどを楽しめるフィギュアもありますし、大きさも大小あるといった大きな市場となっています。
そんなフィギュアの原型を作るのが原型師の仕事です。原型師は、造形師、モデラ―と呼ばれることもあります。
原型はものづくりにおいて最も大切な作業です。特にフィギュアは、キャラクターに忠実に作るのではなく、表情やポーズなどをより際立たせるような工夫をしていくセンスや技術などが求められるので、職人的な要素が多様にあるといえます。
作業に関しては、アナログだけで原型を作る人、デジタルとアナログを併用して…など様々なスタイルがあります。
アナログの場合は、ペースト状の造型材などを使ったりワックスを削ったりといった作業で行います。
デジタルでは3DCGソフトや3Dプリンターを使用して出力してから仕上げの成形を手で行っていきます。
いずれも、手先の器用さに加え、原型をより良く作りこんでいく追求心などが求められます。

<活躍の場>

玩具メーカー、フィギュアの制作会社

原型師の収入はどのくらい?

多くの業界で新卒社員は年収が約240万〜300万円ほど(令和4年賃金構造基本統計調査より)。企業で働く原型師も同程度の収入が得られ、キャリアを重ねると昇給が見込まれます。
フリーランス原型師の場合、フィギュア1体あたりでいくら、といった契約が多いようです。サイズにもよりますが、1体あたり20万円〜80万円の報酬があるようです。

原型師になるには?

玩具メーカーやフィギュアの制作会社に就職する道があります。大手のメーカーや制作会社が人気である一方、大手では企画制作や工程管理の仕事が中心となり、そこから中小企業や制作会社に発注という流れも多いです。自分がやりたいことを見極めて就職することが大事です。
また、会社に所属したあとに独立し、フリーランスの原型師として活動する道もあります。その場合は、メーカーなどから外注を受け作業を行うことになりますが、そのためには自らの営業活動や人脈が必要でしょう。ただし、優れた実力があれば、人気原型師になれる可能性もあります。フリーランスになるのは、メーカーや制作会社で経験を積んだ原型師が多いようです。
専門学校では、実際のフィギュア造型の流れを学ぶことができたり、彫刻技術、材料知識、塗装技術など原型作成を基礎から学ぶことができるため、就職の際に取得したスキルをアピールできます。また、3DCGソフトや3Dプリンターについても実際に触れて習得することができるので、評価のひとつとなり得るでしょう。


原型師になるために資格は必要?

原型師になるために特定の資格はありません。
ただ、原型師が使う3DCGソフトに関連する資格として、CG‐ARTS協会が主催する「CGクリエイター検定」は、CGの基礎や制作に関する知識も含まれているので、取得することでスキルを証明する手段になります。

・CGクリエイター検定

原型師に向いている人は?

・手先が器用、細かい作業が好き
・芸術的な視点や創造性がある人
・制作するジャンルのフィギュアに興味関心がある
・ディテールにこだわりながらも、仕様や納期をしっかり守ることができる人

原型師になるにはこの学科!



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指導するのはプロとして活躍している原型師。最近主流になってきたデジタルソフトの扱い方はもちろん、アナログでの制作方法もしっかりと身につけるので、業界で活躍できる原型師を目指すことができます。

原型師に関連する仕事

  • 造形師
  • 複製師
  • 型取り師
  • フィニッシャー
  • プロモデラー

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  • 体験入学